基礎理解の徹底

ある問題で正解しても、正答の根拠を言えない、正答や正しい解法にたどりついた思考プロセスを説明できないのでは、それらをただ覚えるだけの暗記一辺倒の学習に陥っていることが考えられます。

これは非常に危険な兆候ですが、基礎理解を伴わない、そのような状態にはまってしまうことはよくありがちです。数学や物理・化学で模試成績のぶれが大きい方は、たいていこれに当てはまります。公式や解法が半ば呪文化し、その一つを用いた結果、たまたま完答できることがあるからです。

また、「英語こそ暗記科目」と捉える方も多いですが、その姿勢では文法・語法問題での取りこぼしがなくなりません。

科目を問わず、正しい学習の流れを大まかに記すと、以下のようになります。

1(1)正しい基礎理解1

1(2)インプット(記憶)⇔アウトプット(演習)1

1(3)つまずいた問題の反復 ⇒ 初見問題に対応できるようになる1

一般にクラス授業では、(1)にあまり時間をかけずに例題の解説講義に入ることが多いので、基礎理解が不十分な方は、何となくもやもやしながらも、「問題ごとの正答・解法暗記」で済ましてしまいがちです。
そして、次の講義についていくには予習が欠かせないので、復習に相当する(2)の後半部分(類題演習)、および(3)がおろそかになってしまいます。

これが「塾・予備校の授業は真面目に受けているのに成果を出せない方」の典型例です。

私たちが生徒とのコミュニケーションを重視するのは、上記の流れを確実に実践するためです。

1問マスターしたら10問解けるようにする」、常にそうした姿勢で学習が進むよう生徒を引っ張っていきます。